お知らせ
とうきょうすくわくプログラム活動報告「乳児」
2025年05月22日

令和6年度 とうきょうすくわくプログラム活動報告(幼児) テーマ「光と影」
【テーマの設定理由】
日々の生活の中、あそびの中で目にしやすいわかりやすいものがいいと考えました。
普段から太陽の光による影に興味を示していたので0~2歳児クラスが共通のテーマにし、視覚で楽しめる「光と影」にすることに決めました
【活動のために準備した素材や道具、環境の設定】
▶1歳児クラス ミラーボール・懐中電灯・トレース台・水槽・カラーセロハン・プロジェクター・スクリーン
▶2歳児クラス 懐中電灯・カラーセロハン・プロジェクター・スクリーン・海の背景・「かげ」の絵本
※懐中電灯・ミラーボール・プロジェクターを使う時は電気を消しカーテンも閉めた
【活動の内容】
▶0.1歳児クラス…部屋を暗くしてミラーボールや懐中電灯の光を見る。サンキャッチャーの光を見る。懐中電灯の光を見る。カラーセロハンで色のついた光を見る。影絵劇を見る。
▶2歳児クラス…「かげ」の絵本を見る 自分の物の影を見たり動かしたりしてあそぶ 日陰と日向の涼しさやあたたかさを感じる 懐中電灯の光を当てて光や影の形や色を楽しむ 影絵劇を観る 自分たちでカラーセロハンの魚を作る 魚地面にうつしてみる 魚をプロジェクターを使ってスクリーンや背景にうつしたり動かしてみる
【活動中の子供の姿・声、子供同士や保育者との関わり】
▶0才児クラス 驚きながらも興味を示し楽しんでいた。部屋を暗くしての活動が多かったが色の光を見たり自分の手氏に当てていた。最後に影絵劇が楽しめるようにすすめていった。
▶1才児クラス 初めは使うものとかに興味を示していたが体験を重ねていくうちに影や光の存在に気が付いた。散歩や戸外遊びの時に影に気が付き「かげー」と言っていた。
▶2才児クラス 保育士「影はどうしてできるの?」子ども「太陽の光があるから」保育士「影が無くなった。どこにいったの?」子ども「おうちのかげの中に入ったの」とことばでのやりとりをすごく楽しめた。室内でも保育士「太陽の光ないのに何で影ができるの?」子ども「でんきがついているから」と理解している子が多かった。
【振り返り】
▶0歳児クラス 少し難しいと思うことも興味を示し楽しむことが出来ていた。室内あそび、戸外あそびと決まったあそびになってしまうことが多かったが「すくわく」のおかげで楽しい活動をすることが出来た。
▶1歳児クラス テーマが子どもたちの身近なことだったので保育者もあそびの中に取り入れやすかった。光や影に興味を示していなかった子どもたちもすくわくをしたことで散歩や戸外遊びの時に「かげー」と言っていたので実際にやってみて意識できるようになった。
▶2歳児クラス 道具を使わなくても自然光で自分たちの体やそこにある物で十分影遊びを楽しむことが出来たが、懐中電灯やプロジェクターを使うことで室内での活動の幅が広がった。保育者がこんな活動をしてみたいというねらいがあったが100%保育者が誘導していくのではなく子どもたちの気づきや反応によってすすめていくこともあったので同じテーマでも何通りもの進め方が出来ると感じた。子どもたちの気づきや探求心に驚くことが多かった。